毎年最低でも1回は帰国してるんだけど、そのたびになんかしらの形でカルチャーショックを受けていたが、前回更にショックが大きかったって話。
というも、北京の生活に慣れきってしまっていたので、俺自身がある部分で中国人化しているのを強く感じたからだ。
母国でも長く住んでいない土地のことは忘れるもんですね〜。 もう山手線の駅名が全然浮かんでこないんだ。
まずね、ほんとにビックリしたことは、東京の人達が横断歩道の信号が青になるまで待つってことね。もうどっからどう見ても車一つ来ないっていう状況で待ってるんだよね皆。アイドンゲリ!(I don’t get it!)
俺は中国の生活に馴染んちゃってるからそんな状況は思考する前に渡りだしてるよ、そんで道の真中で俺が唯一信号無視してる人だってことに気付かされた。
反対側で待ってる人達の「赤ですよ?」って感じの目線がちょっと痛かった。
日本に住んでいた時は俺もそうだったはず。
しかし郷に入っては郷に従え。慣れるしかない。むしろ、中国も住めば都。
そもそもこの国で信号なんて待ってたら道路一つ渡るので日が暮れてしまう。
日本の「信号があるので青になるまで待ちましょう。」なんて選択肢は通用しない!
ここでは「道路があるので注意して渡りましょう。車はきっと止まります。」だ!
こちとら北京の波のように押し寄せてくる車と車の間をかい潜ってきてんだ。
そう簡単にこのヤバスギルスキルを失ってたまるかっての。
俺はテニスでフットワークを鍛えてきた。サイドステップ、スライドフットワーク、キャリオカステップ、色々体得した。ベストのヒッティングポジションに入るためには非常に微妙かつ繊細な距離感とそれを実現するフットワークスキルが不可欠で、俺にはそれがある。
しかしその俺ですらこの中国の横断歩法を体得するのに数ヶ月かかった。
そして未だに俺より上手く渡るおじいちゃんおばあちゃんは沢山いる。年季が違う。
俺「あとは気持ちの問題だと思います(キリッ」
先日ね、中国で知り合ったタイ人の女の子が、中国人の彼氏をタイに連れて行った時の恥ずかしかった出来事を話してくれた。
中国の男は暑いとTシャツを脇の下までロールアップする習慣がある。お腹丸出しで外をほっつき歩いてる。
タイは言わずもがな常夏だよね。事は彼女が彼をタイ風しゃぶしゃぶ店に連れて行った時に起こった。
案の定彼は暑がって店の中でTシャツを脇下までロールアップした。一緒にいた彼女の家族はドン引き。その後二人は中国に戻り、程なくして別れたようだ。
・・・
その話を聞いた時俺は強く思ったね。
このまま日本に帰ることはできない、と。
※俺はTシャツ捲りあげないけど、ね・・・
ケニー
スキルアカデミーでウェブマーケティングを担当しているケニーです。
こちらのブログでは、海外生活のノウハウ、海外企業で働く際のポイント、実用的ビジネス英語など、海外生活が長い僕ならではの記事を書いていこうと思います。ブログで書いて欲しいテーマなどあればコメント欄でもメールでもなんでも良いので連絡してください!