テクノロジーマネジメントの「教科書」が復活する!

米国に技術の3大シンクタンク(Think Tank)と呼ばれる組織(研究所)がある。東海岸はボストン近郊のアーサー・D・リトル、中部オハイオ州のバテル研究所、そして西海岸カリフォルニア州のスタンフォード・リサーチ・インスティテュート(今はSRIインターナショナル)である。

1月24日に公開される『第5世代のテクノロジーマネジメント』の著者、古田健二氏は、この内の2つ――アーサー・D・リトルとSRI――でコンサルタントとして大いに活躍された。SRIでは日本代表も務められた。現在はご自身の出身校である東京工業大学で特任教授として、大学院生に技術の経営的側面を教授している。

『第5世代のテクノロジーマネジメント』はその道に精通しに古田健二氏が書くべくして書いたもので、2006年3月に中央経済社から出版された。500ページ近い大部の書で、関係者からは「教科書」として受け入れられ、再版を重ねた。残念ながら現在は絶版となってしまったが、いまでも市場からの要請が多く、スキルアカデミーで電子出版の形で復活させていただいた。初版から10年近く経つが、「教科書」的な普遍性があり、本と同じ内容で復活させた。

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私共スキルアカデミーは、絶版になりながら今なお価値のある本の復活を一つのミッションとしている。絶版は全くもって知的財産の死蔵であり、日本の損失である。今回、古田氏の名著を蘇らせることができ、スキルアカデミーとしては大変嬉しく思っている。

もしこのブログの読者の中で、現在絶版ながら復活させたい本がありましたら、是非ここ(contact@skillacademy.jp)まで連絡ください。

テクノロジーマネジメントは研究者だけのものではない。テクノロジーは科学とは違い、経営あっての価値である。本の副題に「企業価値を高める市場ニーズと技術シーズの融合」とある通りだ。製品開発に関わるあらゆる方々、マーケティングに関わるあらゆる方々、そして経営、経営企画に関わるあらゆる方々が「教科書」として「座右の書」とするに最適な本だ。まずは目次を見ていただきたい。テクノロジーマネジメントに関わるほぼすべてが網羅されていることがお分かりいただけよう。

今回が一回目で、今後、2週間置きに4回のシリーズとして公開される。書籍としては¥4,856で販売されていたが、スキルアカデミーでは4回合計¥3,000で公開する。期待していただきたい。

以上

佐久間 陽一郎
東京大学卒業、米ウェストバージニア州立大学大学院卒業、元アーサー・D・リトル・インターナショナル副社長兼マーケティング・ディレクター、佐久間コンサルティングオフィス代表(現職)、スタンレー電気社外監査役(現職)、元東北大学大学院客員教授、元日本工業大学専門職大学院技術経営研究科研究科長兼教授。
二つ大学院で計10年間(2004~2014)、社会人学生を相手に、スキル教育を実施し、絶賛を得るとともに、スキル教育体系を作り上げる。

佐久間陽一郎